今年あなたは見ますか? 迷走する「紅白」改革やめた?

 「ぶっ壊す」から「原点回帰」へ−。大みそかのNHK紅白歌合戦がまた路線転換する。「民放の視聴率男」の異名をとるみのもんたさんを司会に起用し、紅白を大きく“変身”させた昨年から一転、今年は「男女が分かれて勝ち負けを競う」という原点にこだわるという。一昨年に40%を初めて割った視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。昨年はなんとか40%に回復したものの、思ったほど“みの効果”はなく、局内の評価も分かれていた。視聴率の低迷に迷走する紅白。今年あなたは紅白を見ますか?
 
 視聴率の長期低落が続き、危機感を強めたNHKは昨年、「従来の紅白をぶち壊す」と改革を前面に押し出し、みのさん起用だけでなく、さまざまな“てこ入れ策”を講じた。視聴者から聴きたい曲を募るアンケート「スキウタ」を初めて導入し、紅白関連番組もラジオを含めると10本以上流し、紅白ムード盛り上げに躍起だった。
 
 しかし視聴率は、42・9%(第2部)。過去最低だった一昨年(39・3%)を上回ったものの、過去2番目の低視聴率にとどまった。
 
 「内容が濃く、長期低落傾向に歯止めをかけた、いい結果で成功だった」とする声もあったが、あるNHK幹部が「もっと曲数を絞って歌をちゃんと聞かせる演出はできなかったのか」と苦言を呈するなど、局内で評価は分かれた。改革路線の継続についても、幹部は今年初め、「すべてが改善されたとは考えていない。(今年の路線を踏襲するかは)じっくり検討する」と言葉を濁していた。
 
 わずか1年で原点回帰となる今回の紅白では、昨年始めた「スキウタ」を取りやめた。昨年はオープニングから「マキが入った」(急がせる)という詰め込み状態の演出の反省から、出演者も絞り込み、「歌い終わった歌手の表情なども余裕を持って伝えていきたい」とアピールする。
 
 今月17日の司会者発表会見では、「みのさんを残すという選択肢はなかったのか」という報道陣からの質問に、NHKの担当者は「なかった」と言い切り、改革からの“決別”を鮮明にした。
 
 しかし、こうしたNHKの方針転換に、作家の麻生千晶さんは「紅白歌合戦はこの10年ほど迷走を続け、醜態をさらしている。若者に媚(こ)びようとデビューしたての新人を出場させるなど、自らステータスを捨ててしまった。若者は本物には一目置くが、自信のない大人を一番嫌う。今さら原点回帰とは情けない。紅白に代わる新たな番組を考えるべきだ。厚い人材を抱えるNHKならできるはずだ」と厳しく批判する。
 
 NHKの原田豊彦放送総局長は「できるだけたくさんの人に見てもらえれば」というが、原点回帰の紅白は視聴者に受け入れられるだろうか。


ヤフーのトップに出てたので取り上げさせて頂きました。
視聴率が下がったと言われる紅白だけれどもまだ40%前後を記録してる。
今の時代を考えると高いと思う。
昔が異常だったんでしょう。30%超えれば十分だと思う。
そしてもはや紅白はそれほど出演することに価値のある番組ではなくなってますしね。


上の記事にある
「もっと曲数を絞って歌をちゃんと聞かせる演出はできなかったのか」
「歌い終わった歌手の表情なども余裕を持って伝えていきたい」


歌手が歌い終わってから全く余韻に浸ることなく司会者の声が入る。
あれは歌い手に対して失礼。
それが今年改善されるのなら結構なことだと思うけど大丈夫なのか…


晦日はだいたい家に居るので今年も恐らくパソコンをしながら紅白を見ると思う。
他に見る番組もないし。


出演者の発表も気になるけど今までどおりでしょうね。
ハロー出れるのか…