歴史的試合


http://sports.yahoo.co.jp/baseball/hs/scores/2006/summer/0817b.html
ランニングスコアを見れば今日の智弁和歌山vs帝京戦の9回にとんでもないことが
起こったってことは一目瞭然。

 17日の準々決勝で、智弁和歌山と対戦した帝京(東東京)が「野球は2死から」という言葉通りの攻撃を見せ、9回表に4点差をひっくり返した。しかしその裏、5失点してサヨナラ負け。大会史上最多の7本塁打が飛び交う打撃戦は、壮絶な幕切れを迎えた。劇的な攻防は、この夏、初めて打席に立った代打から始まった。
 4点を追う9回表。帝京は先頭打者に、代打・沼田隼君を送った。この夏、地方大会を通じても初の出番だったが、結果は三ゴロ。「もう回ってこないだろう」と思った。
 ところが、チームはそこから粘りを見せる。2死一、二塁から5連打で4点差を逆転。大振りをせず、ゴロを野手の間に転がした安打だった。
 ベンチから連打を見つめていると、沼田君は、打ちまくる仲間たちと同じ気持ちになれた気がしたという。「もう後悔しない」。打者一巡し2度目の打席で、思いきり振り抜いた。直球を真芯でとらえた打球は、一直線に左翼席へ飛び込む3点本塁打に。
 「うおおおー」。球場が大歓声で揺れた。スタンドでは、跳び上がって喜ぶ野球部員の輪に観客がなだれ込み、もみくちゃになった。
 この本塁打で逆に4点差をつけた。しかし、沼田君の代打でベンチに下がったのは、この日3人目の投手。4人目以降の投手が、その裏の反撃に耐えられなかった。
 帝京を率いて34年の前田三夫監督は「あの粘りは満点。こんなゲームはない。感激した」。
 球場から選手たちに送られた拍手は、今大会で一番長く、大きかった。
(2006年08月17日20時08分 朝日新聞社


要するに9回表に4点を追う帝京が2死から8点を奪い逆転。
その裏逆に4点を追う智弁和歌山がまた逆転してサヨナラ。
こんな試合もう2度とないのではないでしょうか。
この後熱闘甲子園をしっかりチェックするしかない。


それにしてもこの試合では大会新の1試合7本のホームランが飛び出してる。
今大会の打高投低を象徴する試合とも言えますね…